トップページ > エンタメの扉

エンタメの扉

休日に音楽、映画、読書など楽しんでいるインドア派のみなさん! 色々な作品をより深く楽しむため、各方面の専門家(=オーソリティー)によるオススメのアイテムやとっておきの情報を紹介しちゃいます!

歌うことのすすめ -2-

新年あけましておめでとうございます。今年も皆さまにとってよい1年になりますよう心からお祈り申し上げます。

前回は小さな形態によるゴスペルワークショップをご紹介させていただきました。クリスマスシーズンにはいろんな場所でゴスペル楽曲を耳にしたりイベント会場で生でゴスペルを歌う「クワイア(聖歌隊・合唱団)」を目にする機会も増えますから、興味を持たれた方にはぜひそういったワークショップに足を運んでいただけたらと思います。

さて、年は明けておりますが、クリスマスはそういったシンガーにとってまさに「書入れ時(かきいれどき)」です。さまざまなパーティー・イベントにお呼ばれする機会が多くあります。私のところにも「クリスマスに歌ってくれる人を紹介してほしい」「ツリーの点灯式に生歌で華を添えてほしい」などお仕事のご依頼が。

そこでよく勘違いされるのが「ゴスペル」と「アカペラ」です。さて、どういった点が違うのか、今回は「アカペラ」について少しだけ掘り下げてみましょう。

ゴスペル? アカペラ? どう違う?

まず「ゴスペル」は教会音楽、いわば主に神様への祈りを歌う聖歌です。それに対して「アカペラ」は、こちらもそもそも“教会(礼拝堂)”という言葉に由来してはいるのですが、現在は「無伴奏」という意味でよく使われます。伴奏がない、つまりは「楽器なしで」とか「1人で」という意味で使われ、最近ではバラエティ番組で取り上げられたこともあって「声だけで演奏する形態」を指すようになってきました。

整理すると、「ゴスペル」の場合は、楽器が入っても入らなくても人数が少なくても多くても曲の内容が聖歌であれば「ゴスペル」。「アカペラ」は曲の意味・内容が聖歌ではなくても、無伴奏、声だけの演奏であれば「アカペラ」という捉え方が現在では一般的です。“アカペラであって且つゴスペル”ということも存在するわけです。

もともと「アカペラ」そのものはとても難しい歌唱方法です。しっかり音程がチューニングされている楽器と違い、歌い手自身にその音程の正確性がより要求されます。その難しさの中で、仲間と声を合わせてメロディーやハーモニーを作り上げていくその過程や、歌えたときの喜びなどは、他では味わうことができない感覚なのかもしれません。曲が歌えるようになるまで練習時間は必要にはなりますが、それでも挑戦してみたい! という方は、まず実際の生のアカペラ演奏を聴きに行ってみてはいかがでしょうか?

アカペラステージ写真
アカペラステージ写真2

アマチュアアカペラグループ「Ring-O-Transfer(リンゴトランスファー)」。写真右はハロウィンイベント時のものだが、こういった格好でステージに上がることも。形式ばかりにとらわれず、歌う方も観る方も肩肘張らずに楽しめる。

オーサー阿多さん写真

Profile 阿多明彦(あた あきひこ)

プロデューサー。宮崎県出身。東京都内を中心に様々なプロデュースを行う。スティーヴ ィー・ワンダーの楽曲を様々なミュージシャンがパフォーマンスするトリビュートイベン ト「wonderlove live」は2003年から継続開催。今年十周年を迎える。

イベントサイトURL:http://so.wonderful.to/wonder/