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エンタメの扉

休日に音楽、映画、読書など楽しんでいるインドア派のみなさん! 色々な作品をより深く楽しむため、各方面の専門家(=オーソリティー)によるオススメのアイテムやとっておきの情報を紹介しちゃいます!

”ワンダー”のすすめ

はじめまして。このたびご縁を頂きまして、音楽をテーマに書かせていただくことになりました、プロデューサーの阿多明彦です。どうぞよろしくお願いいたします。今回は世界的に有名なアーティスト「スティーヴィー・ワンダー」についての“すすめ”を書かせていただこうと思います。

私は高校時代、曲のジャンルを問わず、なんでも聴きあさっていたのですが、そんなときに偶然にも、そして幸運にも、ふと手にとった1枚のシングルCDが「スティーヴィー・ワンダー」でした。

彼の名前やサングラスをかけたあの風貌、日本ではまだまだ彼の素晴らしさが理解されていないように感じることが多々あります。現代音楽の“奇跡(=ワンダー)”と呼ばれる 彼の素晴らしさを、少しずつでもご紹介できたらと思います

「SONGS IN THE KEY OF LIFE」ジャケット写真

『SONGS IN THE KEY OF LIFE』
℗1976 ©2000 MOTOWN RECORDS, A DIVISION OF UMG RECORDINGS, INC.

聴きすすめると次々とあらわれる 生命を宿したかのような楽曲たち

1976年、アルバム『SONGS IN THE KEY OF LIFE(キー・オブ・ライフ)』は、グラミーで最優秀アルバム賞を受賞しました。自身の娘アイシャの誕生を祝う曲『Isn’t She Lovely(邦題:可愛いアイシャ)』をはじめ、日本でもいまだによくタイアップで使われる『Sir Duke(愛するデューク)』、『I Wish(回想)』など、バラエティに富んだ曲がずらりと収録。コーヒーショップでソファに腰をしずめて香りと味をゆっくり堪能する…… というよりはむしろ、動物園か水族館を歩き回るのに似た体験になるのかもしれません。次々と現れる生物たちの、咆哮、羽ばたき、優雅な泳ぎ。スティーヴィー自身も当時、この作品をそのライナーノーツでこう説明しています、「神から授かった力を借りて、僕の中で生み出した潜在意識の集合体だ」と。

実は1973年に、彼は交通事故で九死に一生を得るという体験をしています。その影響で視覚だけでなくさらに味覚や嗅覚までも失ったと言われている彼が、自らの生命があり続けることへの感謝を歌い、新たな命への愛おしさを存分に歌い綴った。そう考えると、このアルバムのタイトル「SONGS IN THE KEY OF LIFE」が、いっそう輝いて見えてくるのは僕だけでしょうか。

ユニバーサルミュージックジャパンによるスティービー・ワンダー公式サイト
http://www.universal-music.co.jp/stevie-wonder/

オーサー阿多さん写真

Profile 阿多明彦(あた あきひこ)

プロデューサー。宮崎県出身。東京都内を中心に様々なプロデュースを行う。スティーヴ ィー・ワンダーの楽曲を様々なミュージシャンがパフォーマンスするトリビュートイベン ト「wonderlove live」は2003年から継続開催。今年十周年を迎える。

イベントサイトURL:http://so.wonderful.to/wonder/