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第9回特集:今昔百科事典特別編 大相撲の世界 Part1

今昔百科事典特別編:大相撲の世界

年配者に圧倒的な人気を誇る日本の国技大相撲。しかし若い人たちの関心はイマイチで、施設利用者から相撲の話を振られて回答に困ってしまったという人は少なくないでしょう。今回は皆さんに少しでも興味を持ってもらえるよう、相撲を楽しく観戦するポイントやファンにうれしい両国国技館の充実した設備やサービスなどを一挙ご紹介! また後半では大相撲の歴史について取り上げます。

大相撲本場所の開催日程

大相撲の本場所は年6回、奇数月に以下の会場で15日間に渡って行われます。

両国国技館前写真

初日を迎え大勢の観客で賑わう両国国技館前

1月場所(初場所) 両国国技館(東京都墨田区)
3月場所(春場所) 大阪府立体育会館(大阪市浪速区)
5月場所(夏場所) 両国国技館
7月場所(名古屋場所) 愛知県体育館(名古屋市中区)
9月場所(秋場所) 両国国技館
11月場所(九州場所) 福岡国際センター(福岡市博多区)

チケットの入手方法

国技館のチケット売り場写真

国技館のチケット売り場。空席の状況が一目でわかる。赤く塗られているところはすでに売り切れとなっている

前売り券チケットは開催日の約1カ月前から購入可能となります。下記日本相撲協会HPの前売り券情報に記載されている販売所に電話するかインターネットによる申し込みが可能。また両国国技館ではチケット売り場で購入することもできます。

日本相撲協会HP 前売り券情報 http://www.sumo.or.jp/ticket/index

席の種類と価格

●タマリ席

土俵際つまりボクシングやプロレスで言うリングサイド席。力士同士がぶつかり合う迫力を最も間近で感じられる。

14,800円/人

マス席写真

●マス席

鉄枠で囲まれた4人1組のボックス席。土俵に近い位置からA~Cとランク分けされている(2人、6人向けなどもあり)。4人に満たない場合で観戦しても4人分の料金が発生するので要注意。

9,500~11,700円/人

●イス席(2F)

国技館2Fから土俵を見下ろす位置で観戦ができる。マス席に比べ距離が遠くなるのでその分値段は安めで比較的チケットを入手しやすい。こちらもA~Cにランク分けされている。

3,800~8,500円/人

※席の種類、価格は両国国技館の場合。またチケットの価格は2014年5月11日現在のもので、変更になる可能性もあります。

必見! 国技館の楽しみ方

両国国技館の中にはおみやげや弁当などをゲットできる種類豊富な売店や、相撲の歴史を探れる博物館、優勝賜杯などの展示など相撲観戦以外でも楽しめるスポットが盛りだくさん。ここでは国技館内の施設についてご紹介します。

食べる

サッカーや野球などのスポーツでは、各スタジアム独自のオリジナルフードは付き物。もちろん国技館だってグルメについて負けていません! またお酒などの持ち込みがOKなのも大相撲の特色。ビール片手に焼き鳥などをほお張りながらの観戦はもはや国技館の風物詩…?

国技館の焼き鳥

焼き鳥

国技館の地下で作られている自家製焼き鳥。1日平均4万5000本も作られている一番の人気メニューだ。相撲は手を付くと負けになることから、2本足で立つ鳥は縁起が良いとされている。

相撲弁当

相撲弁当

力士たちのプロデュースによるオリジナル弁当。その力士の好物や出身地の特産品を取り入れたメニューになっている。値段は1000円以上するものがほとんどと少々高めだが、早い時間で売り切れになるなど人気は高い。

相撲部屋ちゃんこ

相撲部屋ちゃんこ

相撲部屋のオリジナルレシピで作った特製ちゃんこを販売。地下の大広間で販売されていて値段も1杯250円とリーズナブル。タイミング良く行かないと長蛇の列になることも。5月場所初日は錣山部屋のカレーちゃんこが振る舞われた。

見る

館内に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、優勝力士に手渡されるトロフィーや記念品などが納められたケース。さすがは力士! と言わんばかりにその大きさには圧倒されます。他にも相撲の歴史に触れられる貴重な展示品などが見られます。

トロフィーなどが飾られるケース 大相撲の優勝トロフィー

優勝ケース

エントランスホール正面にあるガラスケースには、毎場所幕内優勝した力士に授与されるトロフィーや記念品が一挙展示されている。その数と大きさには圧倒されるだろう。ここで記念写真を撮るファンも多く、優勝の重みが再認識できる展示となっている。

相撲博物館のチラシ

相撲博物館

エントランスホール右手にある博物館。江戸時代から続く相撲の歴史にまつわる展示品が多数陳列されている貴重なコーナー。歴代横綱の写真も飾られている。入場料無料。オープン時間が限られているので事前に確認しよう。

相撲額

優勝額

毎日新聞社より寄贈される幕内優勝力士の全身写真。国技館の天井の四方に8枚ずつ、計32枚が飾られている。かつてはモノクロ写真に色付けが施され絵画風の作調になっていたが、色付けの職人さんが引退したため今場所からは通常のカラー写真になった。

5月場所。熱戦続きの15日間!

第71代横綱鶴竜のお披露目となった5月場所。いつも以上の注目あってか国技館は満員御礼。多くの客で賑わいを見せていました。初日は幕内碧山を引き落としで破りなんとか勝利。しかし続く横綱日馬富士が敗れると会場は大きく揺れました。

第71代横綱鶴竜関土俵入り

第71代横綱鶴竜の土俵入り

3月場所で優勝し、2場所連続で14勝1敗と好成績を収め第71代横綱に昇進した鶴竜。本場所初の土俵入り。

編集部ピックアップ! 注目の力士たち

人気と実力を兼ねそろえたベテラン力士から、フレッシュな取り口で土俵を沸かせる若手力士まで一挙紹介。

豪栄道関

関脇・豪栄道

関脇在位連続13場所目の次期大関候補力士! 先場所は12勝をあげ、大関昇進の足固めとなる今場所は、優勝した横綱白鵬を唯一破るなどその実力は確かなものだ。

旭天鵬関

前頭三枚目・旭天鵬

相撲界に入門した最初のモンゴル人力士のパイオニア。今年の9月で40歳を迎える大ベテラン。2年前には幕内優勝を果たし、いまだ衰えを感じさせない相撲界のレジェンド!

遠藤関

前頭四枚目・遠藤

日大相撲部出身。一昨年の学生横綱。初土俵からわずか1年で幕内上位まで上り詰めた今話題の若手ホープ力士! 永谷園のお茶漬けのCMにも抜擢。「お姫様だっこ」に殺到した女性は数知れず。

勢関

前頭五枚目・勢(いきおい)

194㎝、162kgの立派な体格と甘いマスクで遠藤と並び女性ファンも多いイケメン力士。いわゆる早熟タイプではないが着実に実力をつけ、今場所11勝をあげ2度目の敢闘賞を受賞。

大砂嵐関

前頭十枚目・大砂嵐

エジプト出身(アフリカ大陸初)。初土俵からわずか2年で幕内に上がった将来有望な22歳の若手力士。イスラム教徒のため本場所中の断食がニュースに取り上げられたことも。

舛ノ山関

前頭十三枚目・舛ノ山

心臓に持病があり長い相撲を取ることができない力士。持って20秒と言われるだけあり相撲スタイルは突き押しからの速攻相撲! 見ているとこちらも熱くなり思わず応援したくなる。

思わず!!?? 珍名力士あれこれ

冗談なのか本気なのか。実在する珍名力士と名前の由来も併せてご紹介。

●桃智桜(ももちざくら)

37歳のベテランで現在は序二段。かつては別の四股名だったが一向に成績が振るわず、アイドルグループBerryz工房の“ももち”こと嗣永桃子のファンという理由で、心機一転、親方公認で現在の四股名に変更。

●宇瑠虎(うるとら)

164㎝、体重60kg。現役最軽量の力士としてニュースでも取り上げられた。四股名の由来は「3分間全力で相撲を取りきってほしい」という親方の願いから。なお下の名前は「太郎」。

●右肩上(みぎかたあがり)

景気同様に少しでも世の中が上向きに明るくなってほしいという理由で親方が命名。徐々に番付は上がっているもののまだ幕下が最高位。出世はなかなか“右肩上がり”といかないようだ。

※ここで紹介した力士の番付はすべて2014年5月場所現在

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