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第2回特集:ピラティスで腰痛対策Part1

腰痛いつ治すの?今でしょ!

介護の現場では職業病とも言える腰痛。現代人の多くが抱えるこの症状に効くピラティスの効能を紹介します。日本でも話題のピラティスですが、今回は自宅でもできるカンタンなエクササイズばかりを集めたので、腰痛が気になる人も予防したい人もぜひ今日から取り組んでみましょう。

What’s ピラティス?

ドイツ人看護師であるジョセフ・ピラティス氏が提唱した、リハビリから始まった安全にできるエクササイズ体のコントロール方法。しっかりとした筋力を養い、健全な体幹と美しい姿勢づくりを実現する。

大泉麻奈さん(21歳・仮名)

今回体験したのは…

大泉麻奈さん(21歳・仮名)
茨城県特別養護老人ホームA勤務

今年4月から特養で働き始めた大泉さん。仕事ではまだ腰痛を経験したことがないという大泉さんですが、予防の一環で以前から興味があったというピラティスに今回初体験していただきました。

講師:Pilates Studio Rebirth 平島久弥さん(左) 高橋なぎさん(右)

平島久弥さん 高橋なぎさん

Lesson1.背骨の間隔を広げるエクササイズ
その1 ペルビックカール

写真1

吐く息でお腹をへこませ、骨盤を顔の方向へ傾ける。このとき足の力を使わないように注意。腰椎のストレッチは呼吸で伸ばすことができる。基本となるウォーミングアップ・エクササイズなのできちんとマスターしよう。

写真2

お尻の方から背骨を一つずつ持ち上げ背骨の流動性をつくるエクササイズ。最終的に肩から膝のラインが一直線になるまでゆっくり上げ、肩と膝が互いに引っ張り合うことを意識する。このとき腰を反らせないように注意。戻るときは背骨の方から一つずつ地面に戻していく。*真珠のネックレスを片方から持ち上げるイメージ

Lesson2.背骨の間隔を広げるエクササイズ
その2 スパインストレッチ

写真1
写真2

骨盤をしっかり
立ててから始めよう

一度うなずいた状態から上から背骨を一つずつ折り曲げ、吐く息でみぞおちを引き込む。つむじとみぞおちを引っ張り合うことを意識してみよう。真横から見たときにきれいな曲線が描けていれば大丈夫だ。体を倒したときに股関節から体を曲げるのはNG。

Lesson3.ゴムボールを補助器具として用いた場合

写真1

上記腰椎のストレッチが感じにくいという人は、仙骨(三角形状の腰の骨)の真下にハンドボール大のボールを入れて再トライしてみよう。吐く息と同時に仙骨でボールを押し込むことでストレッチの効果を感じやすくなる。

Column

アロマイメージ

BGMやアロマを取り入れてみよう

ちょっとエクササイズがキツいな…… と感じたら、お気に入りの音楽やアロマと一緒にリラックスして取り組んでみるのもいい。「アロマを使うと、香りでより呼吸を意識するようになるのでオススメです(平島さん)」

Lesson4.腰椎から背中の筋肉のストレッチ

写真3

上体をできるだけ前に倒したら体を足の間に入れる。体をゆっくり起こしながら、尾骨から頭頂部を一直線に伸ばし、胸の裏を反らすようにする。できるだけ座骨の前に座ることを意識してみよう。

Column

腰痛の慢性化。施設経営者の意識改革が必要

厚生労働省は、本年3月に発表した「職場における腰痛予防対策指針及び解説の改訂案」の中で、労働環境改善の指針として補助器具の使用や複数人で作業することを推奨している。厚生労働省がこのような指針を打ち出した背景には、人手不足を理由に一人介助をせざるを得ない環境を生み出している施設経営者の実態があるのではないか。本来、従業員の健康管理などは各施設の責任において行うべきものであって、このような指針を示されること自体恥ずべきものであろう。各施設経営者は旧態然とした労務管理を見直すなどして、介護職員にとってより良い職場環境を提供していけるように意識改革を推し進めていかなければならないだろう。

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