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第3回特集:気をつけよう。日ごろの生活習慣の改善と意識の変化で取り組む体臭・口臭予防

気をつけよう。日ごろの生活習慣の改善と意識の変化で取り組む体臭・口臭予防

夏到来。この季節、利用者やその家族の方たちと接していて気を付けたいのが体臭&口臭。体を密接させることの多い仕事なので、知らないうちに周りに迷惑をかけているかも? 今回は主な体臭と口臭の原因とその解決策をご紹介します。

・体臭の身近な要因とその解決策

体臭は私たちの何気ない行動で助長されたりします。でも言い換えれば、普段の生活を少し見直すことで改善できる場合もあります。主な原因と解決策を見てみましょう。

CASE1
肉食中心の食生活

写真1

肉などに含まれる動物性タンパク質や脂肪は、皮脂を多く分泌する原因にもなります。また肉食中心の食生活は便秘の原因にもなります。腸内に便が長時間溜まると、同時に毒素や有害物質が溜まっていき、やがて血液を通り皮膚や口内に行き渡り、体臭と口臭両方の原因になることもあります。

解決策:野菜を多く摂る食生活を心がけよう

野菜や魚介類を多く摂る食生活に切り替えましょう。またごぼうやイモ類など食物繊維が豊富に含まれる野菜は、腸内を掃除する役目があり便秘解消に最適です。

CASE2
ストレスフルな生活環境

人間はストレスにより精神状態が不安定になると、多汗、皮脂の多量分泌などを招きます。またストレス解消とばかりに酒やタバコを摂取するのも良くありません。これら嗜好品はもともと強い臭いを持つ性質ゆえ、体内に取り込むことで、より体臭の悪化に拍車をかけることは言うまでもないでしょう。

解決策:健全なストレス発散方法を見つけよう

抱えている悩みは人それぞれなので、一概に最適な解決方法をアドバイスするのは難しいです。それでも酒やタバコに頼らない、健全なストレス解消方法を見つけましょう。

CASE3
極端に皮膚を覆う服装

極端に皮膚を覆う服装イメージ

ブーツやストッキングなど、女性は特に肌を露出させない服装が目立ちます。また日差しが強いこの季節、日焼け予防に腕を覆ったりする格好の女性も見受けられます。このように肌が外気に触れない状態が続くと、汗や皮脂が内部に溜まりやすく臭いの原因にもなります。

解決策:常に肌を清潔に保つ習慣を心がけよう

毎日お風呂に入るかシャワーを浴び、体を清潔にするようにしましょう。また勤務時や外出時でも、ハンカチやタオルで汗を拭きとることも大切。服装に関しては、汗を吸い取る効果のある綿製品のインナーやシャツ、ズボンが良。汗を吸い取らない化学繊維を多用した素材もあるので、衣服の購入時にはタグをチェックしてみましょう。

Column

皮膚断面図

人間の皮膚の断面図

知っておきたい体臭のメカニズム

体臭の原因となるものは「皮脂」と「汗」です。

<皮脂>
人間の皮膚にある体毛一本ごとに「皮脂腺」存在し、そこから分泌される「皮脂」により私たちの皮膚は保護されています。ところがこの皮脂を長時間放っておくと、酸化して臭いを発するようになります。

<汗>
汗は皮膚の「アポクリン腺」と「エクリン腺」というところから分泌されます。汗も時間が経つと皮脂同様に酸化し臭いを発するようになります。

・口臭対策は、常に口の中の状態を考えること

体臭と並んで気になることが多い口臭。体臭とは違い、口の臭いは自分では気が付かないことが多いため、日ごろから口の中の状態を気にかけ解決策を見出しましょう。

CASE1
朝起きると、口の中が乾いた状態のときがある

口呼吸の人によく見られますが、睡眠中、無意識に口が開いてしまい、朝起きると口の中が乾いてパリパリになっているパターン。口の中が乾いた状態では、だ液の持つ殺菌成分が働かず雑菌を生み出す温床になり、結果それが口臭の原因になります。

解決策:歯だけではなく口内もしっかり磨こう

毎朝の起床時はもちろん、夜勤の仮眠終了時などにも必ず歯を磨くようにしましょう。またそのときは歯だけでなく、口内(歯茎や舌)も磨きましょう。余裕があれば歯間ブラシで歯の隙間に詰まった歯垢も取り除くようにしましょう。一説によると起床時の口内は、人間の排泄物(つまりウ〇コ)と同じレベルの雑菌がいると言われています。

CASE2
水分をあまり摂らない

水分をあまり摂取しない人は口の中が乾きやすくなります。前述のようにだ液の量が少なくなりがちで雑菌を生む原因になります。

解決策:水分とガムで口腔ケアを

日ごろから水分を摂ることはもちろん、ガムを噛むことで口内のだ液を増やす手もあります。ミント系の香りのガムにすれば消臭効果も期待できます。

CASE3
酒・タバコ・コーヒーが好き

酒・タバコ・コーヒーが好きイメージ

体臭のところでも触れましたが、これら嗜好品は当然口から摂取するものなので口臭の原因になり得ます。コーヒーは一見、香りもよく口臭予防にいいのでは? と思われるかもしれませんが、コーヒーを摂取することで口内のpH値が酸性になり、雑菌が繁殖しやすくなるので注意。特に空腹時に飲むと口臭が強くなる傾向があるそうです。

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解決策:嗜好品の摂取を控え、ガムなどに切り替える

これら嗜好品の摂取量をまず減らすこと。自分で限度を決め、それ以上は摂取しないように心がけましょう。そうすると口元がさみしい…… と感じる方はタバコやコーヒーを控えガムを噛むようにしましょう。消臭効果のあるサプリメントなども通販などで手軽に入手できるようになったので、そういったグッズを活用するのもいいでしょう。

文/大西啓介 イラスト/柴田大輔